既存データはそのまま、AIで最適な業務画面を構築 ― Platio Canvas AI「API Connector」で実現するヘッドレス型業務アプリ
本記事でわかること
- 既存データの移行・複製の手間を不要にする「API Connector」の仕組み
- AIとの対話だけで「API連携処理」と「現場向け画面」を同時に自動構築する方法
- kintoneやGoogleスプレッドシートのデータをそのまま活かす具体事例
企業では、kintoneやGoogle スプレッドシートをはじめ、さまざまなシステムやクラウドサービスに業務データが蓄積されています。
一方で、
「データはそのまま活かしたいけれど、現場にはもっと使いやすい画面を提供したい」
「既存システムを入れ替えずに、新しい業務フローに対応したい」
「外部サービスとのAPI連携を含めてアプリを開発するのはハードルが高い」
といった課題も少なくありません。
Platio Canvas AIの「API Connector」を使えば、既存のシステムやサービスをバックエンドとして活用しながら、現場の業務に最適なフロントエンドを構築できます。
今回、Platio Canvas AIでは「API Connector」機能を強化し、kintoneやGoogle スプレッドシートなどに蓄積された既存データをそのまま活用した業務アプリを、AIとの対話を通じてより簡単に構築できるようになりました。
この記事では、API Connectorの仕組みと今回の機能強化、具体的な活用例をご紹介します。
Platio Canvas AIのAPI連携機能「API Connector」に関するプレスリリースはこちら
「API Connector」とは?
Platio Canvas AIで作成した業務アプリと、外部のシステムやクラウドサービスをAPIで接続するための機能です。外部サービスのAPIに接続することで、Platio Canvas AIで作成した業務画面から、既存システムに保存されているデータを参照・登録・更新できます。
たとえば、
- kintoneに蓄積された顧客情報や社内FAQ
- Google スプレッドシートで管理している商品・在庫情報
などを、Platio Canvas AI側へ移行・複製することなく、そのまま利用できます。
つまり、
- 既存システム・サービス:データを管理するバックエンド
- Platio Canvas AI:利用者が操作する業務フロントエンド
という構成が可能になります。
既存システムを全面的に置き換えるのではなく、既存データを活かしながら、利用者や業務に合わせた新しい画面を追加できることがAPI Connectorの特長です。
Platio Canvas AIとは?
エンタープライズ向けのAIネイティブ業務プラットフォームです。チャットで業務要件を伝えるだけで業務アプリを生成し、その後の運用・改善までAIが継続的に支援します。
今回のAPI Connector強化により、新しい業務アプリをゼロから構築するだけでなく、既存システムやサービスを活かした業務アプリの構築にも、より柔軟に対応できるようになりました。
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API Connector 機能強化のポイント
これまで、外部サービスのデータを利用する業務アプリを開発する場合、
- APIの接続設定
- 認証の設定
- データ取得・登録・更新の処理
- 利用者向けの業務画面の作成
などを、それぞれ設計・実装する必要がありました。
Platio Canvas AIでは、AIとの対話を通じて、外部サービスと「つなぐ処理」と、現場が利用する「業務画面」の両方を構築できます。「kintoneの社内FAQを検索・更新できる画面を作って」とチャットで指示すると、FAQを利用するための画面だけでなく、kintoneからデータを取得したり、更新した内容をkintoneへ反映したりするAPI連携処理も構築できます。
1.既存データを活かした業務画面をAIで生成
「社内FAQを検索したい」「在庫情報を確認・更新したい」「案件情報を現場から登録したい」といった業務要件をAIとのチャットで伝えることで、その業務に必要な画面を生成できます。既存システムそのものの画面に業務を合わせるのではなく、利用者や業務に合わせたフロントエンドを用意できるのがポイントです。
2.API連携処理もAIが構築
AIが生成するのは画面だけではありません。kintoneやGoogle スプレッドシートなどのデータを「参照する」「登録する」「更新する」といった、バックエンドとのAPI連携処理も構築します。業務画面とデータ連携を一体として構築できるため、API連携を前提とした業務アプリ開発のハードルを下げることができます。
kintone連携のチャット指示イメージ

3.データ移行・複製なしで既存サービスを活用
API Connectorでは、既存サービスをデータソースとして直接利用できます。そのため、Platio Canvas AIを利用するために、既存データを別のデータベースへ移行・コピーする必要はありません。
データは既存システムで一元管理し、Platio Canvas AIでは業務に最適な画面を提供といった「ヘッドレス型」の構成により、これまで蓄積してきたデータや既存IT資産を活かした業務改善が可能になります。
4.認証・アクセス設定も柔軟に調整
外部サービスとのAPI連携では、サービスごとに認証方法や接続条件が異なります。API Connectorでは、APIトークンやヘッダー認証など、必要な接続設定を管理画面から補完・調整できます。AIによる自動構築だけでは対応しきれない設定についても、必要に応じて細かく設定できます。
API Connector 設定画面

活用例① kintone × 社内FAQ管理
社内FAQをkintoneで管理・蓄積している場合、利用者によっては次のようなニーズがあります。
- 欲しい情報を素早く検索したい
- カテゴリから絞り込みたい
- スマートフォンでも見やすくしたい
- 管理者が専用画面から質問・回答を編集したい
そこで、kintoneはFAQデータを管理するバックエンドとしてそのまま利用し、Platio Canvas AIで社内FAQ専用のフロントエンドを構築します。
チャット欄に「kintoneの社内FAQから、キーワードやカテゴリで検索でき、FAQを登録・編集できるポータルを作って」と入力すると、利用者向けにはFAQを検索・閲覧しやすい画面を、管理者向けにはFAQを登録・編集できる画面を構築できます。
Platio Canvas AIで作成したFAQ検索アプリ画面

Platio Canvas AI上で編集した内容はkintoneのレコードへ反映されるため、データはkintoneで一元管理したまま、現場には使いやすい業務画面を提供できます。
連携対象のkintone画面

活用例② Google スプレッドシート × 棚卸・在庫管理
Google スプレッドシートでの商品や在庫の管理は手軽に始められる一方、現場でスマートフォンやタブレットから直接スプレッドシートを操作する場合、以下のリスクが懸念されます。
- 間違ったセルを更新してしまう
- 不要な行や列を変更してしまう
- フォーマットを崩してしまう
そこで、Google スプレッドシートはデータの保管場所としてそのまま利用し、Platio Canvas AIで棚卸・在庫管理専用の業務画面を構築します。
「商品コード」「商品名」「現在庫」「棚卸数量」など、現場で必要な項目だけを表示・入力できる画面を用意します。現場スタッフはGoogle スプレッドシートを直接操作する必要はありません。
Platio Canvas AIの画面から入力した情報はGoogle スプレッドシート側へ反映されるため、既存のデータ管理方法を変えることなく、現場の操作性を改善できます。
既存システムを「置き換える」のではなく「活かす」
業務改善というと、新しいシステムへの全面的なリプレースを想像しがちです。しかし、すでに業務データが蓄積され、社内で定着しているシステムをすべて置き換える必要はありません。
API Connectorを利用すれば、既存システムはデータを管理するバックエンドとして維持しながら、利用者に必要な業務画面だけをPlatio Canvas AIで新しく構築できます。
- データ管理はkintoneのまま、営業担当者向けの画面だけを変える
- 在庫データはGoogle スプレッドシートのまま、倉庫スタッフ向けの入力画面を作る
といった現場に負荷をかけない段階的な業務改善を可能にします。
まとめ:既存データをそのままに、現場に最適なUIを
今回のAPI Connectorの機能強化により、kintoneやGoogle スプレッドシートなどに蓄積された既存データを活用しながら、現場の業務に合わせたフロントエンドをAIとの対話で構築できるようになりました。
ポイントは次の4つです。
- 既存データを移行・複製せずに活用
- API連携処理と業務画面をAIで構築
- 利用者や業務に合わせたフロントエンドを提供
- 既存システムを活かしながら段階的に業務改善
「既存システムはそのまま使いたい。でも、現場にはもっと使いやすい仕組みを提供したい。」そんなニーズに、API ConnectorとPlatio Canvas AIが応えます。ぜひ、既存データを活用した新しい業務アプリ構築をお試しください。
よくある質問(FAQ)
API Connectorは何をする機能ですか?
kintoneやGoogle スプレッドシートのデータを移行する必要はありますか?
APIやプログラミングの知識がなくても利用できますか?
API Connectorはどのプランで利用できますか?